宮路山 灰野坂から

 東三河自然観察会の自主研修会として5人で歩きました。コアブラツツジはそこそこ紅葉していましたが、ピークは少し過ぎた感じもしました。
【山 名】宮路山(みやじさん)(宮道山・宮地山)西峰 361m・東峰
【山 域】宝飯(ほい)山地(東三河) 三河湾国定公園
【水 系】音羽川水系、御津川水系
【所在地】愛知県豊川市赤坂町狭石(せばいし)・宮路(2008年1月14日までは宝飯郡音羽町大字赤坂字狭石・字宮路)・
 御津町(みとちょう)金野(かねの)藤久保(ふじくぼ)(2008年1月14日までは宝飯郡御津町大字金野字藤久保)
【山行日】2008年11月29日(土曜日)
【行  程】ふるさと公園駐車場から灰野坂経由
  自宅 ==== ふるさと公園駐車場 ---- 灰野峠 ---- 宮路山東峰 ---- 宮路山西峰 --(ドウダン展望コース)-- 
  8:47                  -9:06                                     11:16
  -- 展望所(昼食)--(ドウダントンネルコース)-- 宮路山西峰 ---- 金野登山口 ---- 八柱神社 --
  -- 灰野峠 ---- ふるさと公園駐車場 ==== 自宅
【標高差】約295m
【人数】5人(男性3人、女性2人)
【天  候】快晴
     10℃(自宅出発時)
     11月29日蒲郡の気象庁データ:平均気温12.0℃、最高気温16.6℃、最低気温7.3℃、日照時間8.8h、最多風向:西北西、
      平均風速1.9m/s、最大風速4.7m/s、最大風速時の風向:南南東、最大瞬間風速9.0m/s、最大瞬間風速時の風向:西
【地形図】1:25,000 御油(ごゆ) (所持せず)
【スタイル】ミズノ ウォーキングシューズ "FREEWALK"、ショートソックス、眼鏡、ウェストバッグ、
 MILLETアタックザック、mont bellズボン(中国製 ナイロン100%)、腕時計(CASIO TWIN SENSOR)、
 綿100%トランクス(中国製)、綿100%半袖Tシャツ(MADE IN USA)、綿100%チェック長袖シャツ(中国製)、
 デジタルカメラ:KONICAMINOLTA αSweet DIGITAL(首に下げて歩く)
【所持飲料】水道水500ml(全て使用)、伊藤園お〜いお茶 熟成新茶500ml(飲まず)
 9時にふるさと公園の駐車場に集合し、出発します。灰野坂の登りは幅のある道ですが、以前の大雨のためでしょう、荒れていて、道の真ん中に水流ができてしまっています。途中ではアオハダの綺麗に黄葉した木などを見ます。

 御油神社からの踏み跡と合流し、灰野峠への登りにかかります。ハナミョウガの真っ赤な果実が目立ちます。灰野峠には新し目の道標があります。最近は、ふるさと公園から尾根を下ってくる道がよく利用されるようになりました。文政八年(1825年)に作られた馬頭観音を見てから宮路山への尾根に入ります。すぐに後ろからふるさと公園方面から来たと思われるグループに追いつかれ、抜かれます。

 ツブラジイ、タカノツメ、アカマツなどの木を見ながら、長い尾根をアップダウンしながら、登っていきます。送電線鉄塔のある場所以外は基本的に暗い登山道です。何度か急登もあります。

 頂上が近づくと声が聞こえます。まずは静かな宮道天神社奥之院のある東峰に出ます。そして西峰へ。さすがに賑わっています。我々は、コアブラツツジ見物に反対側に下ります。

 ドウダン展望コースを下り、途中にある展望所の東屋で昼食とします。私は敷島製パンの「えびすかぼちゃ」パンを食べますが、Sさんから手製の鮭おにぎり2つももらい、食べました。また、卵焼きやナシ、竹輪、漬物の差し入れをいただきました。また、Aさんが準備してくれる定番の具だくさん味噌汁とコーヒーもいただきます。残念ながらコアブラツツジの群生地は日が翳り、絵になりません。



ドウダン展望コースを下る

 少し下り、ドウダントンネルコースを登ります。イロハカエデ、オオモミジは紅葉のピークの少し前といった感じです。

 再び、西峰に登り、金野へ下ります。子供連れの団体の後ろを歩きます。こんな急な道を子供連れとは、なかなかです。当然、子供は転倒しています。

 途中では何本ものヤマモモの大木を見ていきます。子供たちもヤマモモのところで休憩しています。

 金野登山口に降り立ち、左折します。アリドオシが多く生えています。八柱神社方面に寄ります。近くにはバショウの大きな花も見られます。石室の中に役行者像も見られます。



石室の中の役行者像

 灰野峠を越えて、ふるさと公園の駐車場に戻りました。夕食では、少しだけ採ってきたアラゲキクラゲを食べましたが、コリコリ感が結構ありました。炒めすぎたものはコリコリ感が楽しめなくなってしまいました。キクラゲはビタミンDが豊富で、紫外線とともに、癌を抑制する作用があるそうです。

 見かけた動物
 エダナナフシ?

 見かけた植物・キノコ
 スズカアザミ(花)、シロノセンダングサ(花)、ノコンギク(花)、ハキダメギク(花)、カラスウリ(果実)、バショウ(果実)、ツブラジイ(果実)、コアブラツツジ(紅葉)、イロハモミジ(紅葉)、オオモミジ(黄葉)、リョウブ(黄葉)、タカノツメ(黄葉)、アオハダ(黄葉)、アカメガシワ(黄葉)、マダケ、ハチク、ホラシノブ、ウチワゴケ、スエヒロタケ、アラゲキクラゲ、シイタケ


☆拍手(意見・感想もこちらからどうぞ)☆

【宮路山が紹介されている主な書籍等】

『三河・遠州の超(スーパー)低山ハイキング』(風媒社)2002年5月12日第1刷発行
  名電赤坂駅からのコースが紹介されています。

『こんなに楽しい愛知の130山』(風媒社)1999年10月8日第1刷
  五井山とセットで紹介されています。

『三遠信の山歩き 三河・遠州・南信州の55コース(風媒社)1998年7月5日第1刷
  宮路山脈(宮路山・五井山・御堂山・砥神山)縦走として紹介されています。

『やぶ医者のやぶ山あるき 三河の山々』(毎日新聞名古屋開発)2000年5月発行
  五井山・御堂山・砥神山とセットで紹介されています。

『コンサイス日本山名辞典修訂版』(三省堂)1989年9月1日第6刷
  宮地山の紅葉を記した更級日記の一節が紹介されています。

『愛知県三河国宝飯郡地誌略』明治16年1月
  晩秋紅葉時に賑わうことが書かれています。

『'96アウトドアData3800東海版』(風媒社)1995年11月20日初版第一刷発行
  ハイキングコース、山岳、植物群落の項で紹介されています。

『新日本山岳誌』(ナカニシヤ出版)2005年11月15日第1版第1刷発行
  五井山の項で紹介されていて、コアブラツツジも紹介されています。

Wander!地域別季節順

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送