サラサドウダン(フウリンツツジ) 更紗灯台・更紗満天星(風鈴躑躅) Enkianthus campanulatus (Miq.) G.Nicholson ツツジ科 スノキ亜科 ヒメシャクナゲ連 ドウダンツツジ属 サラサドウダン節
花 飛騨 籾糠山 2005.6.17
ドウダンツツジは壷形の白い花冠ですが、サラサドウダンは別名のように風鈴形(鐘形)の花冠で、先の方が薄紅色で縦にすじ状にもなっています。カイナンサラサドウダンは全体的に紅色が多く、ベニドウダンは全体がもっと濃い紅色の花冠となります。
「サラサ(更紗)」は元はポルトガル語のようです。
花 南信 大川入山 2007.6.30
大川入山では花の紅色がちょっと濃いものから、なかには白花品であるシロバナフウリンツツジ(シロフウリンツツジ、シロバナサラサドウダン)に近いものまでたくさんの数を見かけました。さらに色の濃いものには、ベニサラサドウダンがありますが、これは花の大きさが小さめのようです。
実 木曽山脈 横川山 2004.6.27
横川山の少し富士見台寄りの登山道沿い標高1600m付近にありました。サラサドウダンは中津川市の花にもなっているようです。見たのは岐阜県中津川市と長野県下伊那郡阿智村との境ですが、どちらかというと阿智村側でした。
冬芽 木曽山脈 南沢山 2005.3.12南沢山東側の登山道沿い標高1500m前後にありました。霧氷の着いたマッチ棒の頭のような赤い冬芽は印象的でした。サラサドウダンかどうかははっきり判断できませんが、「このきなんのき」掲示板で尋ねたところ、ドウダンツツジの仲間であるのは確かなようです。
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