コバノミツバツツジ 小葉三葉躑躅
Rhododendron reticulatum D.Don ex G.Don(1834)
ツツジ目 ツツジ科 ツツジ亜科 ツツジ連 ツツジ属 クロフネツツジ亜属 ミツバツツジ節 コバノミツバツツジ列
 

 

花 美濃 矢坪ヶ岳 2006.5.1

 ミツバツツジの雄蕊はふつう5本ですが、トウゴクミツバツツジやコバノミツバツツジは10本です。

 コバノミツバツツジの葉裏には網目模様が目立ちます。また、コバノミツバツツジには葉の縁に鋸歯がありますが、トウゴクミツバツツジは葉の縁が波打つだけで鋸歯はないと言います。

 コバノミツバツツジの10本の雄蕊には長短があり、5本が長く、5本は短くなっています。花糸は無毛。花柱は無毛またはまれに細毛が散生します。2枚目の写真で、花柱が無毛に見えたので、コバノミツバツツジと判断しました。また、同じく2枚目の写真でわかるように花柄や萼には毛が密に生えています。また子房にも長毛が密生しています。なお、トウゴクミツバツツジの花柱は下半分に毛が生えています。

 『日本の野生植物 木本』II(平凡社)には、花冠の上側内面に濃色の斑点がある、と書かれていますが、それらしい斑点がまったく見当たらないものを豊川市内で見たことがあります。でも、これは珍しいことではないようです。花冠の先は5裂します。

 静岡県西部・長野県南部以西の本州、四国、九州北部に生えます。

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