サルトリイバラ(サンキライ、ガンタチイバラ) 猿捕茨(山帰来)
Smilax china L.
ユリ科 シオデ亜科 シオデ属


花 渥美 長興寺山 2004.4.11




葉 東三河 本宮山 2006.12.29


 

 



実・茎 東三河 弓張山脈 2005.12.28




棘 渥美 タコウド 2006.1.8

花は渥美半島長興寺山の標高220m付近の林道沿いにありました。
名前を知らず、春の木の花で似ていると思うのはアブラチャンぐらいですが、葉が全然違います。
半月ほど経って、たまたま「仲よし中年夫婦のホームページ」でサルトリイバラの花の写真を見て気づきました。実があるときの艶のある葉の印象が強く、花の時期だとそれがサルトリイバラだとは気づきませんでした。

 サルトリイバラはサンキライ(山帰来)とも呼ばれているようですが、本来のサンキライは中国原産のケナシサルトリイバラの根茎のことを指し、漢方薬として用いるもののようです。5月下旬、湖西連峰でまだ青い実を見たときには口に含んでみましたが、甘くも苦くもありませんでした。蔓はリースにも使われているようです。

 実の写真は、12月に座談山より西の稜線で見かけました。茎や葉は枯れて褐色に変色していますが、実はまだ赤々としています。棘はそれほど大きなものではありません。

 刺のないものがあり、トゲナシサルトリイバラというそうです。

 サルトリイバラを食草としているものには、ルリタテハやオオトモエがいます。

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