本宮山林道 7月

 東三河山ぽ会の「ふるさと研究」として自然保護部の3人で「本宮林道コース」を歩きました。



下山時、尾根上の送電線鉄塔から津田工業豊川工場と吉祥山方面を見る

【山 名】本宮山(ほんぐうさん、ほんぐうざん)(三河富士、三河本宮山、砥鹿山、本茂山、穂の山、穂山、鬼見山、大深山)
【三角点】309.24m 四等三角点 点名:東上(とうじょう) 平成15年8月11日新設
      所在地:愛知県豊川市大字東上字本宮山1番37
【山 域】三河山地(本宮山系、美濃三河高原) 本宮山県立自然公園
【水 系】豊川水系・矢作川上流男川水系
【所在地】愛知県豊川市上長山町手取・下三手川・本宮下・中三手川・奥三手川・東上町本宮山・新城市川田中陣後
【山行日】2010年7月10日(土曜日)
【行 程】長山登山口駐車場から
  自宅 ==== サークルK ==(県21)== 登山口駐車場 ---- 四等三角点 ---- 登山道交差 ---- 乙女前神社分岐 --
  7:59         -8:08               8:29-8:48         10:06          10:11-10:18      11:04-
  -- 登山道取付 ---- 東屋 ---- 砥鹿神社奥宮 ---- 東屋 ---- 林道交差 ---- 東屋 ---- 登山口駐車場 == 
       11:48     12:00-12:07    12:36-13:09  13:53-14:15    14:26        15:01     15:15-15:18
  ==(県21)== 自宅(合計走行距離:26.3km)
            15:44
【山行時間】6時間27分(休憩を含む) (登り:3時間48分、下り:2時間6分)
【標高差】約680m
【人  数】男性3人(43〜70歳)(下りは女性1人と合流し4人、さらに下部で男性1人と一緒に下山)
【天  候】晴(雲あり) 24℃(自宅出発時)、30℃(帰宅時)
     7月10日新城の気象庁データ:平均気温24.1℃、最高気温31.1℃、最低気温18.4℃、平均風速1.8m/s、
                   最多風向:南南西、最大瞬間風速9.4m/s
【地形図】1:25,000 新城(しんしろ) (所持せず)
【スタイル】ミズノ ウォーキングシューズ "FREEWALK"、ショートソックス、表地綿100%Colemanキャップ、
 黒色ウェストバッグ、mont bellズボン(中国製 ナイロン(バリスパン)100% \6,570)、
 腕時計(CASIO TWIN SENSOR)、MILLETアタックザック、緑色タオル(首に下げて歩く)、
 綿100%ストライプトランクス(中国製)、眼鏡、中国製グレー半袖Tシャツ(綿72%・ナイロン28%)、
 デジタルカメラ:MINOLTA DiMAGE7(首に下げて歩く)、SONY α350(途中から首に下げて歩く)
【所持飲料】Asahi We are SMAP! Calorie Off Sports Water 500ml(完飲)、幸香園 烏龍茶 500ml(完飲)、
 大塚製薬 ポカリスエット 500ml(約450ml飲む)、アクエリアス カロリーオフ500ml(飲まず)、
 AQUARIUS Day-Start バレンシアオレンジフレーバー カロリーオフ 500ml(飲まず)
 2010年4月から東三河山ぽ会の自然保護部員になり、先月、藤原岳の清掃登山(記録)に参加して以来、自然保護部員として2度目の山行への参加です。ちなみに、本宮山へは、先週の本沢右俣沢登り(記録)以来、ほんの6日ぶりです。

 朝8時半集合なので、6:40に起床し、菓子パンを1つ食べます。少しぐらい参考になる図鑑を持っていこうと、物色し、『葉で見わける樹木』(小学館)と『宝飯の植物』(愛知県東三河農林水産事務所)を選択しました。

 7:59 に自宅を出発します。前日は雨が降っていましたが、今日はそこそこの天気になりそうです。それに今朝はあまり暑くありません。このまま涼しい一日ならいいのですが、そこまでは期待しすぎでしょうか。途中でサークルKに寄り、昼食のおにぎりや飲料を購入します。「We are SMAP!」なんて飲料があり、見てみると、「スポーツウォーター」とあったので、買ってみます。「数量限定」とも書いてありました。調べてみると、7月6日発売で1000万本限定とのことです。「We are SMAP!」は7月21日発売のSMAPのCDアルバムでした。

 集合場所の本宮山ウォーキングセンター前の駐車場は満車で、そのまま奥に進みます。登山口に近い駐車場で1台が出てくれたので、そこに駐車できました。ほぼ集合時刻通りです。Hさんは既に隣の駐車場にとめて待っていました。Sさんはまだ来ていないようです。Hさんとしばらく待ちます。私が中国出張中に実施された2ヶ月前の同コースの山行で見かけた植物のリストを見せてもらいました。

 Sさんが少し遅れて到着します。私と同じ駐車場に車を止めることができました。集合場所はやはり満車だったようで、特に何も連絡していないけど、3人がちゃんと同じ場所に集合できました。駐車場が混雑しているのは、雨あがりの土曜で、待ちかねたように登山者が押し寄せたのかもしれません。

 さて出発です。登山口をいきなり左に折れて林道本宮山線に入ります。ここを下山ルートとして使ったことは2009年1月のとき(記録)など何度かありますが、登りでいきなり下から林道を歩くのは初めてです。

 ヒメヒオウギズイセンの赤い花が草むらで一塊、目立っています。タケニグサは何株もあります。ハエドクソウは目立ちませんが、何株か目につきます。

 四等三角点を通り、登山道と交差するところで休憩します。さらに林道を進むとヒトツバを見かけるようになります。オオバノイノモトソウもたくさん生えています。

 次に乙女前神社分岐で休憩します。近くにガマズミがあります。この辺ではコバノガマズミが多いのではないかと思っていましたが、ガマズミもあるのでしょうか。持ってきた『宝飯の植物』を見ると、ガマズミもコバノガマズミも多いとあります。『葉で見わける樹木』で、葉を確認すると、間違いなくガマズミでした。

 まだ林道は続きます。再び登山道と合流し、離れます。林道は最後まで行かず、途中で右の登山道に入ります。東屋に寄って山頂部に出ます。Sさんが自販機で飲料を購入したいというので、三角点のある山頂へは行かず、砥鹿神社奥宮へ行きます。神社の建物前で座り、昼食とします。私はおにぎり3つ(ツナマヨ\105、焼鮭\135、青梅ご飯チキン梅和え\110)を食べます。するとHさんに話しかける女性がいました。どうやら同じ山ぽ会の会員のようです。Sさんにも気づき、Sさんとも話します。すると、私を見て、最初は気づかなかったのですが、気づいて私の名前を呼びます。私は忘れてましたが、一緒に越前岳(記録)に行ったYさんでした。そのとき、マツカゼソウを教えてくれたとも。越前岳にマツカゼソウがあったことすら覚えてない・・・。Yさんは夏に清水岳に行くことを考え、トレーニングで訪れたとのことです。



本宮山スカイライン(県道)と山頂のアンテナ群

 4人で長山登山道を下っていきます。蛙岩横の東屋で休憩します。さらに下ります。キノコの写真を熱心に撮っている人がいました。梅雨時でキノコも豊富です。また、ボッカトレーニングしている人も。聞くと、30kgで3往復しているとのこと。目的は南アルプスということです。

 その彼が登山口も近づいた頃、こちらからも下りられると言って、別のルートに誘ってくれました。それに乗り、踏み跡を進みます。こんなルートがあることなど知りませんでしたが、どうやら尾根上をたどるようです。そして踏み跡は予想外にしっかりついています。途中には送電線鉄塔が建っている場所が2箇所ありました。以前にこの尾根上にも踏み跡があるのかもしれない、とふと思ったことがありましたが、あまり深く考えていませんでした。が、そう思ったことを思い出しました。尾根上からの展望はなかなかです。吉祥山も真横に見えます。



登山道から逸れて尾根上を行くと送電線鉄塔と鐘がありました

 下っていくと、なんと整備までされていました。そして東屋もあるではないですか。先週の沢登りの帰路でも整備されているところがありましたが、ここも、同様に一宮町が豊川市に併合される前に整備したのでしょうか。そして下ったところは第2駐車場というところでした。この辺りに駐車場が出来たことは聞いて知っていましたが、訪れるのは初めてでした。Yさんはここに駐車していたので、ここで別れます。我々はもう少しだけ歩きます。そしてSリーダーが留守本部に下山連絡をして解散しました。

 携帯電話の歩数計によると、今日1日で歩いた歩数は21,146歩。距離は12.6km、時間は3:49:30、消費カロリーは593kcal、脂肪燃焼84gでした。2万歩を超えたのは、6月6日に登った藤原岳(記録)以来ですが、標高差1,000mを上下した藤原岳の22,782歩には及びませんでした。

 林道歩きが長かったためか、2日後にふくらはぎの筋肉痛がありました。

 見かけた動物
 ニホントカゲ、モンキアゲハ、ウグイス(声)

 見かけた植物
 ムラサキカタバミ(花)、ムラサキニガナ(花)、ニガナ(花)、ノアザミ(花)、ミツバ(花)、ドクダミ(花)、ヒメヒオウギズイセン(花)、タケニグサ(花)、ハエドクソウ(花)、チダケサシ(花)、ウツボグサ(花)、コナスビ(花)、ヤブヘビイチゴ(花)、ネジバナ(花)、コマツナギ(花)、ムラサキシキブ(花)、アカメガシワ(花)、ネムノキ(花)、ヨウシュヤマゴボウ(花)、イワタバコ、ナンカイ?イワカガミ、ヒメ?カンアオイ、アカネ、マツカゼソウ、チヂミザサ、イタドリ、シロモジ、クリ(果実)、リョウブ、ヤブツバキ(果実)、ゴンズイ(果実)、キブシ(果実)、イヌツゲ、アセビ、ヒサカキ、サカキ、ヒイラギ、シキミ、ミヤマシキミ、ネズミモチ、ソヨゴ、モミ、ヒノキ、スギ、イズセンリョウ、コハウチワカエデ、エンコウカエデ?、ウラジロノキ、モミジイチゴ、フユイチゴ、サルトリイバラ、ムベ、コアジサイ、ヤマアジサイ、テイカカズラ、キヅタ、ヤマウルシ(果実)、ヌルデ、アカシデ、イヌシデ、モミ、マンリョウ、センリョウ(植栽)、ガマズミ(果実)、ウラジロ、コシダ、オオバノイノモトソウ、ヒトツバ、ゼンマイ、タチシノブ、ホラシノブ、シシガシラ、リョウメンシダ、ヤブソテツ


【本宮山が紹介されている主な書籍など】

『宝飯の植物』(愛知県東三河農林水産事務所)2004年3月10日発行
  本宮山は、「地質的には単純であるが、分布の極限植物など、県下でも有数の植物の宝庫」とあります。

『三河の自然誌』(三河生物同好会)2010年7月31日発行
  「三河の名峰 本宮山」、「三河本宮山は甲虫の宝庫」などの項があります。

『本宮山 登山ガイド』(本宮山国民休養地運営協議会)
  長山登山道は、「一宮町コース」として紹介されています。

『広報とよかわ』2007年1月1日号
  「特集・本宮山〜その魅力をたずねて〜」として4ページにわたり長山登山道を中心に紹介されています。

『穂の国ウォーキングマップ<豊川市北部地区編>』(豊川市商工観光課)
  「コースA」として長山登山道が紹介されています。

『こんなに楽しい愛知の130山』(風媒社)1999年10月8日第1刷
  長山登山道とくらがり渓谷のルートが紹介されています。

『名古屋周辺 続 山旅徹底ガイド 裏木曽/東濃/奥三河』(中日新聞本社)1996年3月6日発行
  長山登山道は、「表登山道」として紹介されています。

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