ヤブムラサキ 藪紫
Callicarpa mollis Siebold et Zucc.
クマツヅラ科 ムラサキシキブ属
 

花・葉 東三河 弓張山脈 2005.6.12




蕾 東三河 吉祥山 2006.6.3




実 奥三河 棚山 2006.1.29


 

 

冬芽・実・萼 遠州 観音山 2006.3.4

 最初に花を見たとき、その色からしてムラサキシキブに似ているとは思いましたが、ムラサキシキブとは何となく違う気がして図鑑で調べてみると、ヤブムラサキという木でした。その特徴は密に生える軟毛。葉にも生えていますが、特に花の基部の萼に密生している毛が目立ちます。ただ花は葉裏つまり葉の下に隠れるように咲いていますので、花自体は目立ちません。

 棚山で果実を見たときもムラサキシキブとはちょっと違うな、と感覚的に思ったのですが、ヤブムラサキだとはすぐにはわかりませんでした。帰宅して写真を見て、萼に密生している毛に気づき、ヤブムラサキだとわかりました。葉も落ちて果実が目立ち、萼の形もよくわかります。ムラサキシキブ属の果実は種子を4つ持つ核果だそうです。毛は萼のものが最も長く、次に花柄、そして枝の毛は最も短く見えます。最後の写真は果実の取れた跡の萼です。萼は写真では4裂していますが、2深裂したものがさらに2裂しているように見えます。5裂することもあるそうです。さすがに萼の内側には毛が見えません。

 冬芽は、芽鱗のない裸芽です。

 吉祥山以外の写真はどれも林道沿いに生えていましたが、そういう場所に生育しやすいのでしょうか。分布は、宮城県以南の本州・四国・九州・朝鮮半島となっています。

 同じく軟毛が密に生えるビロードムラサキやホウライムラサキは、葉の側脈が8〜12対ありますが、ヤブムラサキは4〜6対です。また、ビロードムラサキは紀伊半島・四国南部・九州・台湾・中国南部・インドシナに分布し、ホウライムラサキは沖縄島・台湾・中国南部・フィリピンに分布します。

Wander!花・植物六所山

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